詩集「零地点」について


  2011年11月1日に、詩集「カオス(混沌)」を刊行しました。
  その「あとがき」を記させていただきます。


  あとがき

 東日本大震災が起きた2011年3月11日という日のことは、生涯忘れることの出来ない日になりました。その14時46分18秒という時間を境に、何もかもが変わってしまいました。

 こう言うと、被災者の方々の気持の何がわかるのか、という御叱責の言葉をいただくことになるのかも知れませんが、私のような者でも、これは尋常なことではない、という震えるような驚愕を覚えました。言葉を失い、自分を失いました。

 悪夢でした。救出されなかった方々の無念、いまだに発見されない方々の無念、抱えきれないほどの被害を負われた方々の怒り、救出はされても失ったもろもろへの尽きない愛着と悲しみ。解決の糸口さえ定かではない原発事故等々に対し、私は無力のままです。

 しかし、私たちがこうやって無力のままにあることが、被災者の方々にさらなる追い打ちをかけていることになるのかも知れません。と言いながら、私の雑駁な詩がいかほどの意味を持つものでもないでしょう。さらなる御叱責をいただくことになるのかも知れません。
 それでも私は、もろもろの雑感をも含めた私自身の詩集「カオス(混沌)」を公にすることにいたしました。  
 私の稚拙な表現がどこに辿り着くことになるのか、誠に覚束ない限りですが、なにがしかの悪くはない念波を発してくれんことをただ祈るばかりです。

 何卒関係の皆様には、この御無礼をお許しいただけましたら誠に幸いに存じます。

 最後に、発刊に当たりなにくれとなくお世話になりました花書院の仲西佳文氏に、この紙面を借り厚くお礼申し上げます。

                             


                                                                           2011年11月1日 有 森 信 二


       詩集「カオス(混沌)」

  次のような構成になっています。

     1 目次 

     2 「カオス(混沌)」の壱

    3 「カオス(混沌)」の弐

    

      平成23年11月1日発行
      花書院



 
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